ドコモ、iPhoneのSIMロック解除に前向きなコメント♪

  1. キャリア

毎日新聞の記事より。
今年5月以降に発売される携帯端末について、総務省の意向によりSIMロックの原則解除の義務化が決定しています。
そんな中、NTTドコモの加藤社長が毎日新聞のインタビューに対して、iPhoneのSIMロック解除についても前向きに検討する意向であることを明らかにしました。

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SIMロック

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【 Image Source: 毎日新聞

携帯電話は、利用者の情報を書き込んだICカード「SIMカード」を入れることで端末が使えるようになる。NTTドコモなどの国内大手3社は端末にSIMロック機能をつけ、他社のカードでは使えないようにしている。これが大手による顧客の囲い込みや通信料金の高止まりを招いている。
毎日新聞

現在は上記のように各携帯会社ごとにSIMロックがなされており、利用している携帯電話をそのまま他社で使いまわすことができません。
ドコモなどでは一部機種に限って手数料を支払うことによってSIMロック解除を行うサービスを現在行っているものの、最初からSIMフリーの携帯電話の販売は行っていませんでした。

SIMフリーの携帯電話を利用するには、iPhoneをはじめ各携帯電話のSIMフリー端末をはじめから購入したうえで携帯キャリアと回線契約してSIMカードを手に入れるか、現在利用している携帯電話のSIMロックを解除するべくネットなどで入手できる、ちょっと怪しいSIMロック解除ツールを利用したり、SIMロック解除を行う業者などに依頼する必要があります。

SIMロック解除義務化

上記のように現在は原則SIMロックがなされている状況です。
が、昨年、総務省が今年2015年5月以降に発売される携帯端末のSIMロック解除の原則義務化を決定。

このブログでも下記のようにお伝えしていました。

2015年5月以降に発売される携帯端末については、各キャリアはユーザーが求めた場合、原則として無料でロックを外さなくてはならないことになるとのこと。
このことにより、いま流行りのMVNOの格安SIMや他のキャリアへの乗り換えが容易に行えるようになることが期待できます。また海外で現地のSIMを利用できるといったメリットもあります

ドコモが前向き発言

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と、このような状況のなかでのNTTドコモ加藤社長の発言。

これまで対象外としてきた米アップルのiPhone(アイフォーン)の解除に関しても「前向きに考える」と述べた。
毎日新聞

毎日新聞ではこのように伝えています。

特に日本ではそのユーザーの割合が高いといわれている「iPhone」。
明言しているわけではありませんが、SIMロック解除の恩恵を受けることができる可能性は高そうですね。

迫ってくるSIMロック原則解除の期限である5月。
各携帯キャリアの動向が注目されている中での今回のドコモトップのコメント。このあとドコモ以外のキャリアからも何かしらコメントが出てくるのか注目です。

義務化の弊害

SIMロック解除が義務化されることはユーザーの利便性に直結するうれしい話ではありますが、反面、危惧すべきこともあります。
今回のことを伝えるiPhoneManiaさんの記事では、

仮にiPhoneのSIMロック解除を各社が導入した場合、競争による通信費の割引などが期待できる一方で、端末の割引がなくなってしまう可能性もあります。これまで通りのスケジュールで行くと、iPhone6sは9月に発売となりますが、同デバイスの発売時点では、いったいどのような販売形態、価格になっているのでしょうか。
iPhneManiaさん

そうなんです、、
これまで2年の縛りやSIMロックがあるおかげ行われていた端末の大幅な割引など、携帯端末の購入時にキャリアが導入していた施策が大きく見直される可能性は高いです。

5月以降に発売される携帯端末が義務化の対象です。
例年通りのリリーススケジュールで発表があるのなら、秋口に発売されるであろう次期iPhoneも対象となります。
その時、iPhoneManiaさんが報じている通り、どのような販売形態、価格で発売されるのかまったくの不明です。

もうまもなく迎えるSIMロック解除の原則解除の5月。
今年は携帯端末の販売形態、価格に大きな変動が起きる年となるかもしれません。その動向に注目です。

今回は以上です。
ほなまた。

via 毎日新聞iPhneManiaさん

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