ソフトバンクは「ホワイトプラン」の新規契約を今年2014年8月末を持って受付停止することを発表しています。
(追記:2014.11.27)
ソフトバンクは再度の新規受付の延長を発表しています。
ソフトバンク、「ホワイトプラン」など一部料金プランや割引サービスおよびキャンペーンの受付期間を延長
(追記:2014.8.29)
ソフトバンクが新規契約受付終了を11月末まで延期することを発表。
ソフトバンク ホワイトプランなどの一部料金プラン及び割引サービスの受付終了を11月30日へ延長!
(追記以上)
現在「ホワイトプラン」を利用しているユーザーは9月1日以降も機種変更を行う場合は同プランを利用可能ですが、新規ユーザーは契約できません(;´Д`)
「ホワイトプラン」無くなるという事で、その後契約することになるのはほとんどのユーザーが「スマ放題」になるかと思います。
※3G スマートフォン/SoftBank 3G 携帯電話での「ホワイトプラン」は、引き続き新規加入できます。
そこで「ホワイトプラン」と「スマ放題」、どれくらい月額料金の違いがあるのか比較したいと思います。今回はiPhoneユーザーが2年契約したときを例に比較します。
ホワイトプラン
いわずと知れたソフトバンクを代表する料金プランです。
ソフトバンクが携帯業界に参入し、それまで高止まりしていた携帯電話の基本使用料に一石を投じたプランです。
- 基本料金プラン
ホワイトプラン | 934円(税抜)/月 |
- 通話料金
ソフトバンク携帯電話宛※ | 1時~21時まで無料/21時~1時まで 20円(税抜)/30秒 |
ソフトバンク携帯電話以外 | 20円(税抜)/30秒 |
※ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンク携帯電話、EMOBILE 4G-S携帯電話、ウィルコムスマートフォン(PHS回線利用時は除く)を含みます
- ISP料金
S!ベーシックパック | 300円(税抜)/月 |
- パケット定額サービス
パケットし放題フラットfor 4G LTE | 5,200円(税抜)/月(2年間)※ |
※「4G LTE定額プログラム」適用の場合。「4G LTE定額プログラム」の適用には、iPhone 5s / iPhone 5c / iPhone 5 のご購入と同時に「パケットし放題フラット for 4G LTE」への加入が必要です。「4G LTE定額プログラム」が適用とならない場合、定額料は5,700円/月となります。
- 毎月ご利用のデータ量が7Gバイトを超えた場合、請求月末まで通信速度を送受信時最大128Kbpsに低速化いたします。
- 上記データ量超過後、2Gバイトごとに2,500円加算
月々の支払額
基本使用料 | 934円 |
S!ベーシックパック | 300円 |
パケットし放題フラットfor 4G LTE | 5,200円 |
総計 | 6,434円~ |
スマ放題
この7月から提供が始まった「スマ放題」
国内への通話が原則24時間無料となる通話定額の基本料金プランです。ソフトバンクのみならず、docomoやauといった大手キャリアは今後通話定額サービスを全面に押し出していく模様です。
- 基本料金プラン
スマ放題 | 2,700円(税抜)/月(2年契約未加入時:4,200円(税抜)/月) |
- 通話料金
国内通話 | 原則無料 |
- ISP料金
S!ベーシックパック | 300円(税抜)/月 |
- パケット定額サービス
データ定額パック | 通信容量(基本データ量) | 月額 |
小容量 | 2GB | 3,500円 |
標準 | 5GB | 5,000円 |
大容量 | 10GB | 9500円★ |
※余ったデータ量は翌月に繰り越しも可能。上記以外に15GB,20GB,30GBのプラン設定あり。
★10GBおトクキャンペーン適用時は8,000円です。
- データ量を超過してしまった場合、2つの追加方法があります。
【制限モード】・・データ量超過後は、通信速度が低速化。都度1Gバイトから購入。
【快適モード】・・データ量超過後も制限速度されず自動的に追加データを購入。
月々の支払額(データ定額パック2GB)
基本使用料 | 2,700円 |
S!ベーシックパック | 300円 |
データ定額パック2GB | 3,500円 |
総計 | 6,500円~ |
月々の支払額(データ定額パック5GB)
基本使用料 | 2,700円 |
S!ベーシックパック | 300円 |
データ定額パック5GB | 5,000円 |
総計 | 8,000円~ |
月々の支払額(データ定額パック10GB)
基本使用料 | 2,700円 |
S!ベーシックパック | 300円 |
データ定額パック10GB | 8,000円※ |
総計 | 11,000円~ |
※10GBおトクキャンペーン適用時
ホワイトプランとスマ放題
それぞれの料金プランを一線で比較することは難しいです。
ホワイトプラン契約時にはパケット定額プランの「パケットし放題フラットfor 4G LTE」を契約することで毎月7GBまでのパケット通信が可能。
これはスマ放題プラン契約時のデータ定額パックよりもお得です。
しかし反面、通話料金に関しては「スマ放題」に分があります。
国内通話が原則無料というのは大きなアドバンテージ。
「ホワイトプラン」契約時では国内固定電話や他社あての通話料金は20円(税抜)/30秒。
例1)データ通信が月2GB以内で、固定もしくは他社宛て通話が月20回、1回あたり5分の場合。
- ホワイトプランなら
基本使用料 | 934円 |
通話料金 | 4,000円 |
S!ベーシックパック | 300円 |
パケットし放題フラットfor 4G LTE | 5,200円 |
総計 | 10,434円~ |
- スマ放題(データ定額パック2GB時)なら
基本使用料 | 2,700円 |
通話料金 | 0円 |
S!ベーシックパック | 300円 |
データ定額パック2GB | 3,500円 |
総計 | 6,500円~ |
このパターンでは「スマ放題」がお得です。
例2)データ通信が月7GB近くあり、固定もしくは他社宛て通話が月5回、1回あたり5分と通話が少ない場合。
- ホワイトプランなら
基本使用料 | 934円 |
通話料金 | 1,000円 |
S!ベーシックパック | 300円 |
パケットし放題フラットfor 4G LTE | 5,200円 |
総計 | 7,434円~ |
- スマ放題(データ定額パック5GB時)なら
基本使用料 | 2,700円 |
通話料金 | 0円 |
S!ベーシックパック | 300円 |
データ定額パック5GB | 5,000円 |
超過データ料金 | 2,000円(1000円/1GB) |
総計 | 10,000円~ |
または、
- スマ放題(データ定額パック10GB時)なら
基本使用料 | 2,700円 |
通話料金 | 0円 |
S!ベーシックパック | 300円 |
データ定額パック10GB | 8,000円※ |
総計 | 11,000円~ |
※10GBおトクキャンペーン適用時
通話かデータ通信か
このように通話がメインで利用しているのか、データ通信をメインに利用しているのかで月額料金に大きな違いが出てくるようです。
いまみなさんはスマホをどのように利用していますか?
現在LINEをはじめとするSNSの隆盛によって、電話によるコミュニケーションが激減していると良く聞きます。
友達や同僚・家族にと、コミュニケーションをとる機会は多くても電話を掛ける頻度となればどうでしょうか。
一昔前よりも現在は電話よりメールなどネットを介したデータ通信で行っている方が多いかと思います。
LINE電話などの無料通話アプリもデータ通信を利用しているサービスです。
こうやって考えてみると、「ホワイトプラン」の撤廃と「スマ放題」への移行は、多くの方にとってはマイナス面が大きいのかもしれません。
営業職の方や仕事や生活の上でどうしても電話連絡が必要な方、法人として通話料といった通信費を抑えたいケースであれば「スマ放題」は魅力的かもしれませんが。
ソフトバンクでは8月末をもって「ホワイトプラン」の新規受付が終了します。
docomoも同じような流れで、「タイプXi」と「タイプXiにねん」の両プランの新規受付を8月31日で終了する事をアナウンスしています。
auも時期は未定ですが、今後同じような流れとなりそうです。
携帯電話ユーザーの大多数が実質値上げとなりそうな昨今の流れ。
あなたはどう思いどう考えますか?
今回は以上です。
ほなまた。