今年3月の発表時点ではイー・アクセスとウィルコムが経営統合を行い、統合後の会社を6月に「ヤフー」が買収し発足予定だった「ワイモバイル株式会社」
その後「ヤフー」の買収話が急きょ中止となっていましたが、改めてイー・アクセスがウィルコムを吸収合併する形で統合を行い「ワイモバイル」(旧イーモバイル)として発足しています。
月額2,980円~
この新しく誕生した「ワイモバイル」がついに通話定額の新プランを8月1日に導入して本格始動する模様です。
日経新聞によると、
ソフトバンクの子会社で国内の携帯電話4位のワイモバイル(旧イー・アクセス)は8月1日、スマートフォン(スマホ)の新料金を導入する。音声通話とデータ通信ともに定額で、最も安いプランは月2980円(税抜き)とNTTドコモなど携帯大手3社の半額以下にする。安さを前面に出し、従来型携帯からの切り替えをためらう中高年らを取り込む。
とのこと。
大手携帯キャリア3社に対して価格で勝負に打って出てくるようです。
新しい料金プランはデータ通信容量別に、
データプラン(通信上限/月) | 月額料金 |
スマホプランS(1GB) | 2,980円※ |
スマホプランM(3GB) | 3,980円※ |
スマホプランL(7GB) | 5,980円※ |
※スマホプラン適用時。2年契約(自動更新)で中途解約当の契約解除手数料は9,500円
※ソフトバンク及びディズニーモバイルonSBMからのMNPの方は3年目以降各プラン料金が1,000円増
の3種類。
上記月額料金は通話も含めた基本料金となっており、通話に関してはいずれも1回10分以内で月300回を上限で通話し放題とのこと。
大手3社のデータ通信・通話定額プランと比べて格安の設定です。
大手3社との比較
大手3社と今回の「ワイモバイル」の料金を比較すると、
ワイモバイル※1 | au※2 | ソフトバンク※2 | docomo※2 | |
1GB | 2,980円 | – | – | – |
2GB | – | 6,500円 | 6,500円 | 6,500円 |
3GB | 3,980円 | 7,200円 | – | – |
5GB | – | 8,000円 | 8,000円 | 8,000円 |
7GB | 5,980円 | – | – | – |
8GB | – | 9,800円 | – | – |
10GB | – | 12,000円 | 12,500円 | 12,500円 |
※1、通話は1回10分以内で月300回を上限の制限有り。10分を超える国内通話は30秒につき20円。300回を超過した場合は10分以内でも30秒につき20円。
※2データ定額料金に通話基本料金(2,700円)とISP料金(300円)を含んだ料金。
「ワイモバイル」の価格設定は挑戦的な低価格路線ですね。
docomo、ソフトバンク、auとも、一番安い価格設定のデータ通信容量2GBのプランでも月額6,500円。
大手3社と比べると「ワイモバイル」は半額近い料金設定で安さを前面に打ち出してくるようです。(´▽`*)
格安端末
また、日経新聞では、
国内の携帯業界では大手3社の寡占が進む一方、イオンや家電量販店が端末とセットで月3000円未満のスマホを売り出している。ワイモバイルは大手と比べた安さを打ち出しながら、イオンなどにはない高速通信サービス「LTE」が使えることを売りにする。
ヤフーと組んで、サイトの利用頻度に応じて使えるデータ通信量が増える仕組みも始める。
と伝えています。
「ワイモバイル」は矢継ぎ早にさまざまな施策に取り組み新機軸を作り出そうと頑張っているようです。
今回の報道に関して「ワイモバイル」からの正式な発表は現時点(執筆時点)ではまだないようですが、今後の発表に期待です!
(追記:2014.7.18 ワイモバイルより正式発表がありました!)
※スマホプラン適用時。2年契約(自動更新)で中途解約当の契約解除手数料は9,500円
※ソフトバンク及びディズニーモバイルonSBMからのMNPの方は3年目以降各プラン料金が1,000円増
(追記以上)
MVNOの台頭といい、今回の「ワイモバイル」の低価格路線。
日本の携帯事情は大手3社の寡占状態から抜け出し新時代に突入していく流れのようです。
今後も大手にない新しいことに取り組む会社がでてくることに期待です。
では、今回は以上です。
ほなまた。