長らく電話番号で区別されてきた携帯電話とPHSの垣根が取り払われます。
2014年10月1日より携帯電話とPHSの間で番号ポータビリティ、通称MNPが開始されます。
【 Image Source: タブロイド 】
携帯とPHS
これまで携帯電話の番号といえば、「090」もしくは「080」から始まる11桁の電話番号。そしてPHSは「070」から始まる11桁の電話番号でした。
ずっと昔を振り返れば携帯電話の番号が「030」から始まる10桁の時代もありましたよね。。懐かしい。。
MNP
と、番号ポータビリティ(MNP)制度については開始されてもう数年も経っているのでご存じの方がほとんどだと思います。
MNP制度が始まる前までは携帯会社(キャリア)を変更するには携帯電話の番号まで変わってしまっていた時代がありましたね。。これまた懐かしい。。
いまとなっては「番号そのまま」で携帯電話の会社を移ることができます。
ドコモからソフトバンクとか、ソフトバンクからauといったことです。
10月から
このMNP制度がこの10月からPHSにも適用されるようになります。
これまでの携帯電話の大手3社といえば
- docomo
- ソフトバンク
- au
といった陣営です。
そしてPHSといえばこの初夏まではWillcom(ウィルコム)として営業していた現「Y!モバイル」です。
- Y!モバイル
この垣根がなくなり各社間で番号そのままで乗り換えが可能になります♪
番号での区別ができない。
しかしこの両者間でのMNPが開始されるということは電話番号で携帯電話かPHSかの区別ができなくなることを意味します。
これまでは頭の番号が「090」もしくは「080」だから携帯だとか、「070」だからPHSと認識していた人が多かったと思います。
これからは「090」「080」「070」どの番号から始まろうとも携帯電話であったりPHSであったり混在します。
区別方法は?
このままでは困るぅっという方が出てきそうです。
PHS間は原則通話料金が無料ということでPHS同士で長電話を楽しんでいる方も多いでしょう。
今後は「070」から始まるからPHSだと思って長電話してしまったのに実は相手が携帯電話だった!なんてことも起こりえます。
しかし安心してください。
そういった事態にならないようにPHSのサービス会社であるY!モバイルは判別のための呼び出し音を用意してくれています。
ワイモバイル呼び出し音
ワイモバイルのスマートフォン、ケータイ(PHS)に電話発信した場合、通常の呼び出し音の前に固有の呼び出し音が鳴り、着信先を判別することができます。
対応機種・・スマートフォン、ケータイ
サービス内容
DIGNO T/Nexus 5/ARROWS S/STREAM 「プププッ」*1 AQUOS Phone ef/AQUOS Phone es
DIGNO DUAL 2/DIGNO DUAL
ケータイ(PHS)「ププープー」 STREAM S/STREAM X
その他スマートフォン・携帯電話「プー、プー、プー、プー」 *1ソフトバンクモバイル携帯電話宛に発信した場合と同じ呼び出し音です。(ソフトバンクモバイルのネットワークを通じて通信サービスを提供しています。)
※呼び出し音が、先頭から流れない場合があります。
※着信先が転送電話を利用している場合は、ワイモバイルのケータイ(PHS)への通話となるかを当呼び出し音の有無では判別できない場合があります。
ワイモバイル呼び出し音:Y!モバイル
この呼び出し音で相手がPHSかどうかを判別することが可能です。
今現在でもこの呼び出し音のサービスは行われているので、電話をかけるときに今一度注意深く聞いてみると気づくと思います。
意外に聞き流している方が多いのではないでしょうか?
SMS
そしてMNP開始にあわせてショートメッセージサービス(SMS)も利用が可能になるそうです。
電話番号でメールが送れるアレです。
これまでは携帯電話間で送受信することができましたが、070で始まるPHSとは送受信することができませんでした。
10月1日以降はこの区別がなくなり、「090」でも「080」でも「070」でもすべての電話にSMSの送受信が可能になります。
これは何気に大きく利便性が向上しますね(*´▽`*)
覚えておこう!
こういった制度が大きく変わることは意外と周知されないものです。
10月以降でも「070」はPHSのみだと思っていてSMSやMNPができることを知らない方が周囲には多いかもしれません。
現在PHSを使っている方が知るべきことであるのはもちろんのこと、周りでPHSを使っている方がいる場合は一言教えてあげると喜ばれるかもしれません。
なにごとも便利になるのはうれしいことですね(^◇^)
今回は以上です。
ほなまた。