MNPがネット上のみで手続き可能に
「Mobile Number Portability」制度、俗にいうところの「MNP」のことですが、今後は現在より、より利用しやすくなりそうです( ^ω^ )
【 Image Source: タブロイド 】
総務省が、同じ携帯電話番号を他キャリアで利用するためのMNP手続きを、ネット上のみで完了できるようにするとした指針へと、7月にも改正する方針と日本経済新聞が報じています。
MNP予約番号の発行
現在、同じ電話番号を引き継いで利用するためには、まずは転出元からMNPの予約番号を発行してもらう必要があります。
そして新しく移る転出先にMNP予約番号を伝えることで、同じ携帯電話番号を利用し続けることが可能になります。
そのMNPに必須の予約番号ですが、これまで発行してもらうにはキャリアショップの店頭や電話で依頼をしなければならない場合が多かったのが現状でした。
またその際に、電話が繋がりにくかったり、ユーザ流出を食い止めたいキャリアからの引き止めにあうことも少なくありませんでした。( ;∀;)
今回、総務省はこのような現状を危惧した模様です。
日経では、
総務省は携帯電話などの契約事業者を変える際に同じ番号を使い続けるための手続きをインターネットで済ませられるようにする。現在は店頭や電話での受け付けで事業者側が移行を引き留めようとするケースがあり、利用者の自由な選択を妨げているとの指摘が出ていた。関連する指針を7月にも改正する。携帯各社には来年5月までに対応するよう求める。
<中略>
指針の改正案は「対面や電話によらずインターネットを利用する方法も可能とすること」と明記し、ネットでの手続きを認める。
と報じており、今後はネットでMNP手続きができるようになる公算が高そうです!( *´艸`)
2年縛りも見直しへ!?
総務省は今月初めに、大手キャリア3社に対して、いわゆる「2年縛り」の見直しなどを命じる行政指導を行っていました。
その際、MNP転出手続きをネット上で完結させることも求めており、6月末までに取組みの状況報告の上、2019年5月末までの実施を求めていました。
今回、指針の改正という具体的な話がでてきたことによって、MNP手続きがネット上で完了させられるようになるとともに、2年縛りに対しても何らかの動きが出てきそうな模様となってきました♪
と、私もつい先日、ソフトバンクからdocomoへMNPにて乗り換えたばかりです。
その際は、電話で予約番号の発行手続き依頼を行いましたが、引き止め攻勢はとても激しいものでした。。苦笑
今後、MNP予約番号の発行がネット上で行えることとなれば、よりMNPのハードルが下がることが期待できますね( ^ω^ )
需要の多いMNP 注意が必要2年縛り
日経では、MNPの件数について、
携帯電話やPHSの番号の持ち運びは16年度に約468万件あった。制度の運用が始まった06年10月以降の実績は累計約4270万件に達する。
と伝えており、多くのユーザがMNPを行ったことがあることが伺えます。
今回のMNPがネット上で完了するという話
今後の大手キャリア3社の動向に注目ですね(´・ω・`)
ただ2年縛りの見直しについては、諸手をあげて喜んでばかりはいかないとも感じます。
現在の携帯電話契約の多くは「2年縛り」を前提に、携帯電話本体の割引を受けているパターンだと思われます。
キャリアとしては2年間の利用が見込めることの見返りに、月々割といった本体の割引を行っているということです。
もし今後、2年縛りが見直されて縛りが無くなると、ユーザはいつでも好きな時に違約金が発生することなくキャリアの変更ができますが、元々から本体の割引が無くなる可能性が大と思われます。
おそらくキャリアは、毎月割引が発生する「2年縛り」的なプランを残しつつ、「縛り」が発生しない(割引も無い)新しい契約プランを平行して打ち出してくるのではないかと想像できますね。。(現在でも違約金が発生しない割高なプランもありますが、、)
ユーザは、自身の携帯電話の利用状況等をよく考慮し加味したうえで、より慎重に契約を行わなければならない時代がやってきそうです。。(;^_^A
と、今回は「MNP」と「2年縛り」のお話でした。
今回は以上です。
ほなまた。
via 日経