Apple 「iWatch」に「Stepped(ステップド)バッテリー」を採用か? Steppedバッテリーとは?

  1. Apple
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Appleが今年発表するといわれているスマートウォッチである「iWtach」

そのバッテリーに「Steppedバッテリー」を採用と複数のメディアが報じています。

 

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iWatch concept by Todd Hamilton

 

そもそもSteppedバッテリーとは?

LG化学は既存の四角形ではなく積み上げ、曲げ、巻くことのできる未来型バッテリーの開発を完了し本格的な量産を開始したと2013年10月8日に発表した。今回開発された未来型バッテリーは▲ステップドバッテリー(Stepped Battery) ▲カーブドバッテリー(Curved Battery) ▲ケーブルバッテリー(Cable Battery)の3種。このうちステップドバッテリーとカーブドバッテリーは量産を開始し、ケーブルバッテリーは数年内に量産開始する計画という。

 

ステップドバッテリーは2段以上の階段構造をもつ一体型バッテリーで、大きなバッテリーの上に小さなバッテリーが乗っている形態。今年7月から中国の南京工場で量産を開始し、現在LG電子の海外用G2フォンに搭載されている。

 

このバッテリーの最大の特長は従来の平たい四角形の形から脱皮し階段の形をもつ多様な形状で製造できるため、IT製品のデザインに最適化されたバッテリーを提供できるという点。たとえばグリップ感覚向上のために背面がラウンド形になっているモバイルIT機器の場合、平たい四角形のバッテリーを採用すると曲面部位に活用できない空間(Dead Space)が生ずるが、ステップドバッテリーを利用すればこうした空間にもバッテリーを入れられるためバッテリー容量を高められる。

出典:掲示板 インターネット日韓文化交流 – KJCLUB – KJLAND

 

ようするにこれまでのバッテリーとは全く違う形状のバッテリーのようです。

製品の形状にあわせてバッテリーを可変できるということが最大の特徴のようです。またバッテリーの容量を高めることができ、製品の駆動時間を延ばすことにも寄与するとのこと。

 

 

 

 

・カーブドバッテリー (Curved Battery)

・ケーブルバッテリー (Cable Battery)

・ステップドバッテリー(Stepped Battery)

「カーブドバッテリー」は曲面状に湾曲したバッテリーで、曲面デザインが要求されるIT機器に適用可能。

「ケーブルバッテリー」はひも状のバッテリーで、曲げたり結んだりしても影響がなく、ネックストラップや靴紐にも適用できるなどウェアラブルデバイスに最適です。

「ステップドバッテリー」は2段構造を一体化したバッテリーとなっています。

出典:

LG、次のモバイルを実現する「カーブド電池」など3種の新型バッテリーを発表 | リンゲルブルーメン

昨年LG化学が発表した新しいバッテリー3種のなかのひとつです。

今後これまでバッテリーの搭載が難しかったいろいろな製品に採用が見込まれているようです。

 

 

 iWatchへの採用

AppleInsiderより

Korea Heraldの伝えた話として「Appleは他のバッテリーよりも優れた長寿命を提供し、様々な形状に適用することができるLG化学のStepped(ステップド)バッテリー利用します。同様のサイズの従来のリチウムイオン電池よりも16%以上もの容量を保持することができる。」

 

MacRumorsでは、Appleはリチウムイオンバッテリーの供給元としてSamsung  SDIとTianjin Lishen Battery及びLG Chemと提携すると見られていますが、特にLG科学はStepped(ステップド)バッテリーを製造しているという点で、他とは一線を画しています。と伝えています。

 

このブログでも以前、AppleがiWatchにソーラーパネルを組み込み、また電磁誘導方式によるワイヤレス給電の導入をテストしているといった投稿を書きました。

しかしソーラー充電技術のエネルギー効率はリチウムイオン電池の十分の一であることから、それは太陽光発電でのみで動作させるには程遠く、ソーラーパネルでの充電はせいぜい補助電源として使用することができるくらいの位置づけであると伝えています。

 

Appleは現在、iWatchの電源については試作テストを繰り返している段階であり、ソーラーパネルの組み込みや電磁誘導方式によるワイヤレス給電の導入が実際の製品に行われる可能性は現時点では低いとKorea Heraldは予測しています。

  

Korea Heraldでは最後にiWatchの発表時期について、iPhone6やiOS8の発表と同時となる2014年後半になるのではないかと予測しています。

 

 

バッテリーがこのように進化していることに正直に驚きました。

これまでバッテリーの体積・形状・容量によって制限をうけていた事は多岐にわたっていたはずです。今後、Appleに限らずいろいろなメーカーが各分野で採用していくのではないかと思います。

iWtchがどのような製品になるのかももちろん、バッテリーにも今後注目していきたいです。

 

今回は以上です。

ほなまた。

 

引用・参考元

Rumor: Apple’s ‘iWatch’ to use new ‘stepped’ battery technology from LG

Apple to Use ‘Stepped Battery’ Technology from LG Chem for iWatch – Mac Rumors