iPhone 古いモデル 動作を制限
明けましておめでとうございます( *´艸`)
本年もこの『iPhoneのこととかいろいろ』を宜しくお願い致します。
(‘◇’)ゞ
と、昨年の暮れころから話題になっている表題の件につきまして。。
Appleが、意図的に古いiPhoneのパフォーマンスを抑制していたことが判明し、話題になっておりました。
このブログでも、早く取り上げようと思っていた次第ですが、年末年始のバタバタにかこつけて、年明け1発目の記事でようやく取り上げたというわけです。はい。。
2017年12月初旬、あるiPhoneユーザがネット掲示板に、「古いiPhoneのバッテリーを交換すると、パフォーマンスが回復する」という趣旨の投稿を行ったのが事の始まり。
その後、有名なベンチマークアプリである「Geekbench」がベンチマークテストの結果を公表した直後、Appleが事実を認める羽目に。。
このことを機に、海外では複数の集団訴訟が起きる事態にまで至っています( ゚Д゚)
バッテリーの経年劣化
この事態をうけてAppleは「iPhoneのバッテリーとパフォーマンスについて、お客様にお伝えしたいこと」と題した声明を発表しました。
Appleの発表によると、(抜粋)
何よりもまずお伝えしたいのは、お客様による製品の買い替えを促すために、私たちが意図的にApple製品の寿命を縮めたり、お客様の体験が損なわれるようにしたことはこれまでに一度もなく、今後も決してないということです。
まず、意図的に買い替えさせるための処置ではないことを強調しています・・・(‘Д’)
また、
すべての充電式バッテリーは消耗部品です。バッテリーが化学的に古くなるとその性能は低下し、充電された状態を保つ能力が落ちていきます。この化学的劣化プロセスに影響を与える要素は、バッテリーの充電時間とその回数だけではありません。
<中略>
バッテリーが化学的に古くなると、特にバッテリー残量が低下している時にピークエネルギーの負荷を処理する能力が落ちるため、状況によっては結果的にデバイスが突然シャットダウンする場合があります。
<中略>
言うまでもなく、私たちにとって突然の予期しないシャットダウンは容認できるものではありません。お客様の通話が途切れたり、写真が撮れなかったり、iPhoneでのそのほかの体験が中断されてしまうのは不本意なことであり、可能な限り防がなくてはなりません。
と、要するにバッテリーの経年劣化は、iPhoneのパフォーマンスに影響を及ぼすことがある。
そしてそれは、予期せぬシャットダウン等を起こしてしまう事もある。ということのようです。
予期しないシャットダウンを防ぐ
このようにバッテリーの経年劣化によって引き起こされる可能性が高くなるという予期せぬシャットダウン。
このシャットダウンなどといったパフォーマンスの劣化を防ぐために、ソフトウエア上で管理するべくソフトウエアのアップデートを行ったと説明しています。
そのアップデートの内容としては、
Appleは1年ほど前、iOS 10.2.1で、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE上での予期しないシャットダウンを防ぐため、ピーク負荷時の電力管理を向上させるソフトウェアアップデートを提供しました。このアップデートでiOSは、シャットダウンを防がなくてはならない状況下で、一部のシステムコンポーネントの最大パフォーマンスを動的に管理するようになりました。ユーザーがこうした変更に気づくのは稀だと思われますが、場合によってはアプリケーションの起動時間が長くなったり、そのほかの部分のパフォーマンスが低下する可能性があります。
iOS 10.2.1は予期しないシャットダウンの発生を減らすことができたため、お客様から好意的な反応をいただきました。私たちは最近、iOS 11.2でこのサポートの対象をiPhone 7とiPhone 7 Plusにも広げています。
上記のように、ソフトウエアアップデートを行っていたとのこと。
いわんとすることはわかるのですが、
今回のAppleの対応が、後手後手に回った感は否めないですねぇ。。
このような対処を行うとなった当初から、その旨の案内をしたうえでソフトウェアアップデートを行っていれば、今回のような騒ぎにはならなかったと思われます。
Appleの大きなイメージダウンとまではいかないまでも、上記の通り集団訴訟など起こされることはなかったのではないでしょうか。
Appleの対応
今回の件をうけ、Appleは「お客様の懸念への対応」として下記のような処置をとることを発表しています。
お客様の懸念への対応
私たちは常に、お客様がご自身のiPhoneをできるだけ長く使えるようにしたいと考えてきました。Apple製品がその高い耐久性で知られており、競合他社のデバイスよりも長い間価値を保てることを私たちは誇りに思っています。
お客様の懸念に対応し、お客様によるご愛用に感謝する同時に、Appleの意図に疑問を抱いたすべての方の信頼を取り戻すために、私たちは以下の対応をとることを決定しました。
- Appleは、バッテリーの交換が必要なiPhone 6以降をお持ちの方全員に対して、保証対象外のiPhoneのバッテリー交換の金額を8,800円から5,600円減額し、3,200円とします。この対応は2018年12月まで全世界で継続します。詳細は近日中にapple.comでお知らせします。
- 2018年の初頭に、iPhoneのバッテリーの状態をユーザーにわかりやすく示す新機能を持ったiOSのソフトウェアアップデートを提供します。これにより、ユーザーはバッテリーの状態がパフォーマンスに影響を与えているかどうかを自分で確認できるようになります。
- Appleのチームはこれまで通り、お客様の体験をさらに良いものにするための取り組みを続けます。これには、バッテリーの経年劣化に伴うパフォーマンスの管理方法の改善と、予期しないシャットダウンを防ぐ対策の強化が含まれます。
Appleにとって、お客様の信頼ほど大切なものはありません。私たちはお客様から信頼を得て、それを保つための取り組みをこれからも絶えず続けていきます。お客様がAppleを信頼し、支えてくれるからこそ、Appleは自らが夢中になれる仕事ができるのです。私たちAppleがそのことを忘れたり、そのことを当たり前だと思うことは、決してありません。
必死です。
そう!Appleは今回の件に関して、対応に必死になっています。(‘ω’)
Appleの決意のほどを最後にもう一度再掲。
お客様の信頼ほど大切なものはありません。私たちはお客様から信頼を得て、それを保つための取り組みをこれからも絶えず続けていきます。お客様がAppleを信頼し、支えてくれるからこそ、Appleは自らが夢中になれる仕事ができるのです。私たちAppleがそのことを忘れたり、そのことを当たり前だと思うことは、決してありません。
伝わってきます。
Appleは必死です!(‘◇’)ゞ
対象モデルのiPhoneをお持ちの方は、バッテリー交換も視野にAppleからの発表を待ってみてはいかがでしょうか(^^ゞ
では、今回は以上です。
ほなまた。
via Apple