ソフトバンクが今夏にはサービス提供を開始するとしていたプラチナバンド(900MHz帯)を使ったLTEサービス。(てか、もう秋ですよね?)
しかし現時点までソフトバンクから正式なサービス開始のアナウンスもない状況が続いています。
沖縄
記事を見返せば今年の8月にこのような記事を書いています。
8月の時点で確かに沖縄の一部地域で900MHz帯を使ったLTEの電波が吹いていました。
そこから約2か月。。
まったくエリアが広がっている気配がありません(*´Д`)
未だに沖縄の一部で吹いているだけの状況の模様。
トリプルLTE
ソフトバンクがLTEを展開している既存の電波の周波数帯は1.7GHz帯と2.1GHz帯の2種類。
この2つの周波数帯にプラチナバンドの900MHz帯を追加してLTEを行うとしたのはもはや昨年の話です。
昨年の「iPhone5s」「iPhone5c」はこの3つの周波数帯に対応するとのことでソフトバンクが名付けたサービス名が「トリプルLTE」
ソフトバンクのiPhone5s/5cは
トリプルLTEへ
この掛け声が空しく響いていますよぉ!ソフトバンクさん!!
孫さん
孫さんは今年5月に行われた2014年3月期の決算発表会の質疑応答の場で「メドはたっている!」と発言していたのですが・・・
質疑応答で、記者団から「(今春提供予定としていた)900MHz帯によるLTE展開のアナウンスがまだないが、いつになるのか」と問われた際、孫社長は「900MHz帯は、総務省さんからやっとの思いで許認可を頂いた周波数。ドコモさんとKDDIさんは、もう何年も前から(同じプラチナバンドである)800MHz帯の、15MHz×15MHz幅で電波を運用できている。にも関わらず、我々が今回許認可を頂いたのは、5MHz×5MHz幅。残りの10MHz×10MHzは、”現在(無線などで)使用している事業者がいるが、それでも構わないなら許認可を出す”、というものだった」と、まずは”恨み節”で話を切り出した。
孫社長は、苦笑いしながら次のように続ける。「なんとひどい渡し方だ、と怒っていた。でも貰わないわけにもいかず、また許認可を出してくれる方といつも喧嘩しているわけにもいかないので、大人しく受けた。10MHz×10MHzについては、使用中の事業者に立ち退いていただかないといけない。代わりの機材を用意して、説得して、別の周波数帯に移ってもらえるようお手伝いする必要がある。何千社という規模で、これを行わないといけない。ほぼ不可能だろうと怒り狂っていたが、やっと、ほぼ事業者の説得が終わった」。
そして「事業者の立ち退きが終われば、今年の4月から電波を吹いて良い、という条件だった。現在は、最後の数社について立ち退きの手続きを行っている最中。それが終わらないと許認可は下りないが、メドは立っている。今夏にはサービスインできる」と話した。
マイナビニュース
残り数社
メドは立っていながら思惑通りに行かなかったということでしょうか?
上記の引用の中にある通り、ソフトバンクが900MHz帯でのLTEを開始するには、これまで同周波数帯を利用してきていた事業者の方々に立ち退いてもらわないといけないという大きなハードルがありました。
もしかするとこの残り数社の立ち退き交渉がうまくいかずに頓挫してしまっているのかもしれませんね(*´Д`)
また実際に900MHz帯の電波を吹き始めるには総務省の許認可が必要となります。
すでに立ち退き交渉が済んでいたとして、900Mhz帯に対応した電波塔を建設していたとしても、総務省の許認可が下りなければ実際に電波を吹くことはできません。
このあたりの進捗具合の実情は分かりかねますが、ソフトバンクと残り数社の事業者と総務省。
この3者間での交渉が今現在大詰めを迎えている頃合いなのかもしれません。
悲願のトリプルLTE
ソフトバンクとしてもせっかく手に入れたプラチナバンド(900MHz帯)の電波です。
他社との競争も激化している昨今です。
できることなら早々と900MHz帯でのLTEを開始したいことでしょう。
何がサービス開始に影響を及ぼしているのか不明ですが、ソフトバンクユーザーにとって悲願のトリプルLTE。
できるだけ早いソフトバンクからの正式発表に期待したいです(*´▽`*)
なかなか始まらないプラチナLTE。
ソフトバンクユーザーはもちろんだけど、ソフトバンク自身が一番歯がゆい思いをしているのかもしれませんね。
今回は以上です。
ほなまた。