屋号付き口座
税務署に「開業届け」を提出することによって、晴れて「個人事業主」になられた方。
おめでとうございます!
さて、屋号はなんと名付けましたか?
あれやこれやと考えを巡らせ、頭を抱え、考え込んで決められた、屋号。
さぞかし愛おしい屋号かと思います(^^♪」
私は「開業届け」を提出する際、屋号を「Office ○○○」と名付けて提出しました。
そうして個人事業主となったからには、これから事業に絡んだお金のやり取りが多少なりとも発生してくることになるかと思います。
そんな時、銀行の口座に振込をしてもらおうとした場合、個人名義の口座だとなんだか不格好な気がしませんか?
また、私が一番気にしたのが、信用性の問題。
個人名義の口座に振り込みをお願いするより、屋号がきちんと載った口座への振込を依頼した方が、取引相手に対して安心感を持ってもらえるかと思った次第です。
そういった理由で、個人事業主になった方が次に目指すのが、屋号付きの銀行口座の開設ではないでしょうか。( *´艸`)
三菱東京UFJ銀行
そこで私は「屋号付き口座」の開設を行いました。
私が「屋号付き口座」の開設を行った銀行は、3大メガバンクの1つ「三菱東京UFJ銀行」(‘◇’)ゞ
まず、三菱東京UFJ銀行で「屋号付き口座」を開設するには、店頭に赴く必要があります。
通常の個人名義の口座であればスマホアプリや郵送等で開設ができるようですが、個人事業主が「屋号付き口座」の開設をするには窓口での受付のみのようです。
また、どこの(好きな)支店でも開設ができるというわけでもありません。
開業届けにも記載したかと思いますが、事業を営んでいる場所(事業所の住所)の最寄りの支店でないと開設ができないようです。
一応、銀行に行く前に電話にて確認を取るのが賢明かもしれません。
必要書類
「屋号付き口座」の開設をする場合に必要なものは、個人名義の口座開設で必要なものに、プラスαの書類となります。
この先は「三菱東京UFJ銀行」の場合を前提に話を進めます。
必要書類
- 本人確認書類
※1つで受付可能な本人確認書類
運転免許証 | 住民基本台帳カード(顔写真入り) |
旅券(パスポート) | 在留カード |
個人番号カード | 特別永住者証明書 |
- その他にも1つで受付可能な書類があります。
また2つで受付可能な書類などもありますので、詳細は下記を確認ください。
以上が、通常の個人名義の口座を開設する際に必要な書類となります。
そして個人事業主が「屋号付き口座」の開設をする際に必要になる追加書類は下記のように案内されています。
個人事業主で屋号付口座の開設をご希望のお客さまは上記本人確認書類に加え、下記いずれか1点をご準備ください。 (屋号付で営業を行っていることを確認できるものに限ります) |
---|
国税または地方税の領収書または納税証明書(原本) |
社会保険料の領収書(原本) |
商号登記簿謄本(原本) |
事務所の賃貸契約書(コピー可) |
公共料金の領収書(原本) |
税務署収受印付の確定申告書(原本) など |
要するに、本人確認書類とともに、屋号付きで事業を営んでいることを証明できる書類が必要になります。
実際に用意した書類
とはいえ、ネットで「三菱東京UFJ銀行」で「屋号付き口座」の開設を行おうとする方々の奮闘記を漁ると、なかなかハードルが高いと書かれている方が多いこと多い事。。(+_+)
でも、私は無事に開設ができましたので、その際に用意して持っていき、役にたった書類達を列挙します。
まず本人確認書類はもちろん必要です。
それにハンコ。(シャチハタは否、朱肉で押印するタイプ)
そして、これらにプラスして私の場合用意して持っていた書類がこちらです。
開業届け(控え)※税務署の収受印があるもの |
---|
確定申告書(控え)※税務署の受付印があるもの |
運用しているWebサイトを印刷したもの |
名刺 |
これらを提示しました。
受付の行員のお姉さんはこれらの書類を全てコピーをとり、上司に一旦上げなければいけないという旨の説明をして、カウンターの裏へ消えていく事数度。
この、上司の決済とやらで待たされている間は、ほんとにドキドキしたことを思い出します。
判断基準が何なのか不明ですが、断られたら凹むだろうなぁ。。と思いながら待ちました。(+_+)
そして数度の上司とのやり取りのあと、お姉さんから発せられた言葉は、、、
「開設できますよぉ」
とのお言葉( *´艸`)
ほんと、安堵したことを今でも思い返せます。
その後は、通常の個人名義の口座開設の手順と同じように必要書類を記入し、何か所かにハンコをついて通帳が出来上がるのを待つだけです。
そうしてやっとこ完成した「屋号付き口座」の通帳がこちら。
キャッシュカードは後日郵送との案内で、実際には1週間くらいで書留にて届いたように記憶しています(‘◇’)ゞ
個人口座
なお、屋号付き口座という名前から察する通り、その性質はあくまでも「屋号」がついている個人口座という扱いになります。
よって、屋号の後ろには本人の氏名が入ります。
なので、もしも
屋号が「Office ○○○」、名義人の氏名が「木村 太郎」の場合、
通帳に記載される名義は、
「Office ○○○ 木村 太郎」
「オフィス マルマルマル キムラ タロウ サマ」
以上のようになります。
また注意点として個人名義の口座扱いと言いながら「屋号付き口座」では、個人名義の口座で利用できるネットバンキングが利用ができません。
取引先からの入金予定日には、記帳しにATMに走らないといけないという欠点があります。苦笑
屋号付き口座
どうにかこうにか開設することができた「屋号付き口座」
個人のお金と、事業上でのお金と、きれいに棲み分けすることができるようになります。
開業届けを提出し、個人事業主になった方は、今後のためにも「屋号付き口座」の開設にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今回は「三菱東京UFJ銀行」での場合の話でしたが、各銀行さんで必要な書類や基準があるかと思います。
「屋号付き口座」の開設を検討している個人事業主の方は、各銀行に問い合わせたうえで必要書類を準備しましょう!
今回は「三菱東京UFJ銀行」で「屋号付き口座」の開設をする。というお話でした。今後「屋号付き口座」の開設を検討している方々の一助となれば幸いです。
それでは今回は以上です。
ほなまた。