今年Appleが発表するであろうiPhone6。そのiPhone6に搭載が予想されているプロセッサApple A8はクワッドコアとなりそうです。
またAppleInsiderによるとクワッドコアとなるApple A8の生産は台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)が生産の大多数を受注した模様と複数のメディアが伝えています。
・Apple Aシリーズとサムスン
このブログでも以前よりApple Aシリーズの生産を、現行のApple A7を生産しているサムスンではない他社へシフトし、Appleのサムスン離れが加速していくのではとお伝えしました。
Apple「Apple A8」プロセッサの生産からSamsungを排除?Apple A8はiPhone6及び次期iPadに搭載予定。
やはりAppleはサムスンと一定の距離を置いていく流れは決定的なようです。
以前このブログでApple A8の生産の割合として、サムスンはその2・3割を担うのではないかとお伝えしましたが、今回の報道ももととなった台湾の Commercial TimesのよればiPhone6のディスプレイサイズは4.7インチとなり、Apple A8プロセッサの生産はTSMC1社ですべて独占する可能性もあるとしています。
Apple A8は20nmのプロセスで製造されたクワッドコア64bitプロセッサとクワッドコアのグラフィックスを搭載しているとも伝えています。
・Appleとサムスン
AppleとサムスンはApple Aシリーズプロセッサの供給ベンダーの関係である一方で、世界規模でいくつもの特許侵害をめぐって法廷闘争を争っています。またスマートフォン市場においては強烈なライバル関係にあるということもあり、Appleがサムスンへの依存をできるだけ抑えていきたいと考えることも納得できます。
またサムスンのApple A8生産に関しては、サムスンが20nm製造プロセスの歩留まり改善に苦戦しているとの報道が以前なされていたように、そもそもサムスンがAppleの要求を満たす生産ができない状況にあるともいわれていました。
なるべくしてなったと言えるAppleとサムスンの関係ですが、実際にApple A8はどのメーカーが受注し生産する事となるのでしょうか。
それはiPhone6が発売され分解リポートなどでApple A8のその姿が明らかになった時に、その答えが出ると思います。
今回のクワッドコアとなったApple A8の報道が事実だったとしたら、そのApple A8を搭載したiPhone6がどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみです。
今回は以上です。
ほなまた。
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