Appleが今年発表するといわれているiPhone6
そのiPhone6への採用が噂されているサファイアクリスタルを用いたディスプレイについて興味深い発言をAppleInsiderが報じています。
・サファイアディスプレイ3年分?
その発言の主は、Ubuntuの支援及び開発援助のために設立された会社であるCanonicalのCEO、マーク·シャトルワースです。
CanonicalはUbuntuを搭載したスマートフォンの開発に乗り出そうとクラウドファンディングによる資金集めを行っていましたが、このほど予定していた資金調達ができずにその結果報告をメディア向けに行っていました。その際にCEOであるマーク·シャトルワースが、Appleとサプライヤーとのサファイアクリスタルの購入契約について言及したようです。
Apple just snapped up the entire three-year supply of the same sapphire display we wanted for the Edge
「AppleはCanonicalが購入を予定していたサファイアディスプレイと同じものを3年間の期間でサプライヤーと契約を結んでいる」と述べました。
・ディスプレイサイズは4.5インチ
興味深いことは、このCanonicalが購入を予定していたサファイアディスプレイは、4.5インチのサイズのものを予定していたという点です。
現在Appleが今年発表するといわれてるiPhoneを巡っては、ディスプレイが異なる2モデルとなるという話から、そのサイズは4インチ半ばのものと5インチ半ばのものと噂されています。
iPhone6は解像度441ppiの高精細ディスプレイを搭載。4.7インチと5.5インチの2モデルで9月にリリースか?(過去記事)
またディスプレイの素材については、大きいサイズのものにはサファイアクリスタルを採用するが、4インチ半ばのものにはこれまでのiPhoneと同様にゴリラガラスを採用するのではという報道がなされたばかりで、より話がややこしくなっていると伝えています。
Apple 噂の5.6インチiPhone6は「iPhone」ではない!? (過去記事)
以前このブログでもお伝えしたように、Appleは昨年11月にサファイアクリスタルの製造を行っているGT Advanced Technologiesとサファイアクリスタルの製造に関する契約を複数年5.78億ドル(約590億円)で結んでおり、Appleとサファイアクリスタルの周辺はすごく盛り上がっていました。
またGT Advancedが導入した設備と工場のサファイアクリスタル製造の設置されている炉から推測できる生産可能な能力は、サイズが5インチのディスプレイを年間最大で103~116 million(1億枚以上)の生産が可能と 推測されています。このGT Advanced Technologiesが製造するサファイアクリスタルは「iWatch」で使われるものではないかとも言われています。
・Appleが開発しているのは何?
AppleInsiderではマーク·シャトルワースが語ったことが本当であるならば、Appleが未だ公表していない未発表の製品のために何かしら動いているのではないかと推測もしています。
真相は一切わかりませんが、これがiPhone6へのサファイアディスプレイの搭載へと繋がる動きなのか、もしくはiWatchに関する動きなのか、もしくは未知の製品を開発しているのか、興味はつきません。
4インチ半ばとされているモデルでも、是非サファイアディスプレイが採用されることを切に願っています。
【参考:サファイアクリスタルについて】
iPhone6のディスプレイに採用? 存在感を増すサファイアガラスとは?AppleがサファイヤをiPhoneで使用する関連特許を申請。
サファイアガラス(クリスタル)でコーティングしたiPhoneは無敵です。コンクリートブロックでゴリゴリするデモ動画
今回は以上です。
ほなまた。
引用元
Apple bought ‘3-year supply’ of 4.5″ sapphire displays, says Canonical CEO