昨年2013年のWWDCでAppleがiOS7の新機能として発表していた車載ディスプレイとと連携してカーナビなどの機能提供する「iOS in the Car」。
先日、「iOS in the Car」の画面のスクリーンショットが開発者のSteven Troughton-Smithにより公開されました。
また同氏がiOSシミュレータで動作させている様子を撮影したものをYouTubeで公開しました。
「iOS in the Car」。自動車に搭載されているディスプレイと統合しハンスフリーやで操作ができ、電話をかける、音楽を聞く、メッセージを送受信するといったことや、カーナビとして利用することができるiOS7の新機能として、昨年の発表時には注目を浴びました。
まだ正式に「iOS in the Car」のサービスは始まっていません。発表時に2014年から対応する車が各自動車メーカーから発売される予定で、そこからサービスを始めると発表がありました。
しかし「iOS 7.0.3」の中に機能として既に実装されていることが確認されているようです。現在はデフォルトでは機能しておらず利用することができない状態となっています。
ここにきてこの「iOS in the Car」の開発はApple社内の混乱の中でおこなわれてきたようだとAppleInsiderが伝えています。
Appleの幹部の発言として、昨年のWWDCでの発表の時点では「まだどうすべきかわかっていませんでした」と語ったとのこと。
Appleではこれまでにない自動車との連携するという戦略は、新しい試みとして試行錯誤を繰り返している中にあり、「iOS in the Car」の具体的な情報がほとんどなく不明な点がある中で昨年のWWDCでの発表だったと伝えています。
AppleのCEOであるTim Cookは発表後、将来のAppleのために「非常に重要」な機能の一つとして率先して開発を行うと語ったようですが、その後も開発は低調なまま進んでいたようです。
もうすぐリリース予定といわれているiOS7.1で正式にリリースされるかもしれない「iOS in the Car」、Appleが混乱し苦しみながらもどのような形に作り上げてくるのか楽しみです。
また発表時に提携先としてあがった自動車メーカーと関心を示しているといわれている自動車メーカーは次の通りです。
・アキュラ
・アウディ
・BMW
・シボレー
・クライスラー
・フェラーリ
・フォード
・ホンダ
・ホールデン
・現代
・インフィニティ
・ジャガー
・起亜
・ランドローバー
・メルセデス·ベンツ
・日産
・オペル ( ボクソール )
・トヨタ
・ボルボ
(出典:iOS in the Car – Wikipedia)
最近では「iOS in the Car」に対応する車の発表をホンダが行うなど着々と環境は整ってきています。
また気になるところでは、ライバルであるgoogleが自動車へのAndroidプラットフォーム搭載の促進を目指す団体「オープン・オートモーティブ・アライアンス(OAA)」を発表し、着実に参加する自動車メーカーを増やしているようです。
今回は以上です。
ほなまた。
引用元
Organizational strife said to bedevil Apple’s iOS in the Car intiative