2か月から3ヶ月へ
現在NTTドコモでは、2年間の期間を定めた契約を結ぶ代わりに月額料金を安く設定するプラン、いわゆる「2年縛り」のプランが存在します。
この「2年縛り」のプランでは、契約満了のタイミング以外で解約すると解約金(9,500円+税)の支払いが必要となってしまいます。(*_*;
そんな中、NTTドコモが、解約金なしで解約できる期間(契約満了のタイミング)を、これまでの「定期契約満了月の翌月と翌々月」の2カ月間から、「定期満了月の当月、翌月、翌々月」の3カ月間に延長すると発表しました。
報道発表資料
今回の発表は下記の通りです。(一部抜粋)
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、お客さまが定期契約の料金プランや各種割引サービスを解約する際、これまで定期契約満了月の翌月と翌々月の2か月間を解約金がかからない期間としておりましたが、この度1か月延長し、2019年3月に定期契約が満了を迎えるお客さまから、定期契約満了月の当月、翌月、翌々月の3か月間に変更いたします。
また、解約金がかからない期間の延長に伴い、「フリーコース」選択期間を延長し、定期契約満了月に送付していた契約満了のお知らせを、定期契約満了月の前月の送付へ変更いたします。
見直しイメージ
2019年3月から適用
今回発表された、解約金なしで解約できる期間の延長は、2019年3月に期間満了を迎える契約者から適用されます。
例えると、2019年3月に期間満了を迎えるドコモユーザは、2019年3月、4月、5月の3ヶ月は解約金がかからずに解約できることとなります。
また上記引用の通り、今回の変更に伴い月額料金が割高となる代わりに解約金が発生しない「フリープラン」への変更期間も延長されるとのこと。
今回のNTTドコモからの発表詳細は、下記の報道発表資料をご確認ください(‘◇’)ゞ
www.nttdocomo.co.jp
総務省 VS 携帯キャリア
今回NTTドコモが発表した解約金が発生しない期間の延長の対応。
これは、総務省や公取が問題視している「2年縛り」への対応処置だと思われます。
もともとNTTドコモは昨年夏に、今年度中に解約金が発生しない期間を、2か月から3ヶ月へ延長することを発表していました。
今年度中ということから、ぎりぎりのタイミングである2019年3月に期間満了を迎えるドコモユーザから対象とする形となったものと思われます。
なお、今回のNTTドコモに限らず、携帯キャリア大手のau(KDDI)やSoftBankも、「2年縛り」後の解約金が発生しない期間の延長を行う方針を出しています。
しかし総務省や公取は「2年縛り」終了後には、いつでも解約金不要で解約できるようにすることを求めていることから、今回のNTTドコモの発表内容でも不十分であると指摘を出す可能性もあります。
今後は、携帯キャリアの「2年縛り」終了後の解約金なしで解約できる期間の更なる延長、もしくは撤廃といった、その動向に注目が必要ですね(‘◇’)ゞ
今回は以上です。
ほなまた。
via NTTドコモ