夏前なの?秋以降なの?と毎回その発売時期が話題となる新しいiPhoneですが、今年発売されるであろうiPhone6の発売が秋以降となりました!!と推測される話。
concept Image Source: Sonitdac
・iPhone6の発売日は?
毎回注目され様々な推測報道がなされる新しいiPhoneの発売時期。今回、iPhone6の発売時期が秋以降(9月以降)となるのではないかと複数の海外メディアが報じています。
iPhone6への採用が噂されている素材にサファイアクリスタルを用いたサファイアディスプレイがあります。サファイアディスプレイについて詳細は過去記事が詳しいです。
このサファイアディスプレイの供給元として名前があがっているGT Advanced Technologiesがこのほど四半期決算の報告を行いました。
その発表の場でCEOであるTom Gutierrezが
2014年は、サファイア事業のさらなる成長のために事業を牽引する新技術への投資の継続を続け、2015年以降に向けた変革の年になると予想している。
我々は2014年下半期に黒字化を期待しています。
このように述べたとの事。
今回のGT Advanced TechnologiesのCEOの発言は、Appleへのサファイアディスプレイの供給が今年の下半期、夏以降に向け増大することを指しており、それはiPhone6の発売スケジュールに沿ったものであるのではないかとAppleInsiderはじめ複数の海外メディアが報じています。
伝えるところによると、 Appleへの供給がGT Advanced Technologiesの収益の80%を占めるという話もあるようです。
GT Advanced TechnologiesとAppleは昨年11月サファイアクリスタルの製造に関する契約を複数年5.78億ドル(約590億円)で結んでおり、その後の設備投資では1年間で1億枚以上ものサファイアディスプレイの生産が可能な体制を敷いているとも伝えられていました。
Appleがデバイス用のサファイアディスプレイの大量生産を準備。iWatchだけでなく、iPhone6のディスプレイにも採用?(過去記事)
また今回の決算報告の場で、
年換算ベースでは2014年において、当社の売上高は総売上高の約15%が今年の前半に発生し6億ドルから8億ドルの範囲と予想している。
同社のサファイア事業からの収入が、2014年には全ての事業からの総収入の80%以上を占めるようになることを期待しています。
とより具体的な数字を述べたようです。
この発言は、今年前半のうちには1年間の総売上高の15%しか見込めないとCEOが認めていることになります。その後、今年後半に年間売上高の85%を占める売り上げを見込んでいる、見込める状況にあることを示していることにもなります。
しかも年間の総収入の80%以上がサファイアクリスタル事業関連によって発生するということです。
・思い切った発言じゃね?
はいこれ、日本の企業が同様な事業展望を語ったと仮定するとどうでしょうか。
今年の売上見込みはとしては前半のうちはあまりいい話は無いけれど、今年後半にどかんっと大きな取引を予定しているから、年間トータルでみたらすっごい売上達成するからね♪
その売上は年間収入の80%以上をも占めるんやで!!
こんな感じの発言ですかね。
えらいフランクに書きすぎたかもしれませんが、要約するとこういうことだと思います。
これ普通に考えると株価が落ちていっちゃうパティーンってやつだと思うんですよ。。
何言ってんねん!と、そんな見通し発表されてもこのご時世何あるかわからないじゃないかと、、年間通して着実に収益をあげろだの、収益の柱を分散してリスクを抑えろだの、株主から槍玉にあげられること必至かと思います。
今回のGT Advanced Technologiesの報告で、株価(そもそも公開しているかどうかさえ不明ですが、)がどのように展開したのかわかりませんが、私が見た今回の発言を報じているいくつかのメディアでは、押しなべて好印象の記事として取り扱っていました。
こうなってくると素人の私でも推測ですが、これがAppleの力なのかと思っちゃいます。
GT Advanced Technologies側からしても、株主?や取引先企業の側からしても、Appleという大きなバックボーンがある!今年後半にしっかりと売上が見込める!と確証めいたものがある信頼感のもとで成り立っているように思えます。
もちろんGTのサファイアに欠陥が発生するなどといったリスクは存在していると思いますが、GTとしてはそこは何が何でもしっかりと製造を行うことに尽力するでしょう。また、しっかりと製造しAppleへ納めることができれば、そのサファイアディスプレイを搭載したAppleの新製品(おそらくiPhone6またはiWatch)がこけることはまずもって無いと誰もが予測しているということでしょう。
・結論
GTが今年後半に年間総収入の80%以上を見込めると自信を持って宣言できることを裏返すと、そこにはAppleが出す新しい製品の存在があることが考えらる。
その新製品はおそらく世界中で待望されており需要がしっかりと見込めるiPhone6またはiWatchである可能性が大きい。
今年後半といえば7月以降ですが、そのころからサファイアディスプレイのAppleへの供給が増大していくとすれば、そこを持ってAppleが新製品の製造を本格化させるということになる。
結果、その商品が世に出てくるのは夏以降、おそらく近年の新しいiPhoneの発表時期となっている9月以降ではないかと相成りました。
この結論みなさんはどう考えますか。
一部では6月や7月の発売か?との報道もありますが、私は近年通り秋口に発表を行い、そこからリリースに向かうといった流れで固いのではないかと思います。
今回は以上です。
ほなまた。
参照元
AppleInsider,MacRumors,9to5 Mac