QuickTime for Windows サポート終了
Appleがサポート終了をアナウンスしていた「QuickTime for Windows」
Appleのサポート終了にともなって、元々指摘されていた2件の脆弱性が未修正のままの状態となっています。
Appleは「QuickTime 7 や QuickTime 7 Pro についてわからないことがある場合」のページに下記のようにサポート終了に関する追加情報を記載。
Apple では、QuickTime 7 for Windows のサポートを終了いたしました。2009 年以降の新しいバージョンの Windows には、H.264 および AAC など、QuickTime 7 に対応した主要メディアフォーマットのサポートが組み込まれています。現行の Windows Web ブラウザはすべて、ブラウザプラグインがなくてもビデオ再生に対応しています。
今回のサポート終了により、脆弱性の修正などは行われないこととなります。
アンインストール
この事態を受けて、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が「QuickTime for Windows」の脆弱性対策に関する情報を公開しています。
公開された情報によれば、修正プログラムも提供されていないことから、IPAではアンインストールを推奨しています。
「QuickTime for Windows」がインストールされたパソコンで、細工されたウェブサイトに意図せずアクセスしたり、細工されたファイルを再生することにより、プログラムが異常終了したり、場合によっては攻撃者によってパソコンを制御されるなどの可能性があります。
本脆弱性を悪用した攻撃情報は確認されていませんが、製品開発者による当該製品のサポートは既に終了しており、修正パッチは提供されていません。そのため、当該製品の利用者は速やかにアンインストールを行い、代替製品の使用を検討してください。
図:脆弱性を悪用した攻撃のイメージ
と、速やかなアンインストールを案内。
アンインストールを!
サポートが終了した「QuickTime for Windows」
「iTunes」をインストールすると同時にインストールされていた「QuickTime for Windows」
iPhoneユーザの中で「Windows PC」で「iTunes」を利用している方であれば、「QuickTime for Windows」がインストールされている可能性が高いと思われます。
アンインストール手順は下記のAppleサポートページで紹介されています。
対象の方は、速やかに「QuickTime for Windows」のアンインストールを行うほうがよさそうですね。
私も先日、アンインストールを行いました!
では、今回は以上です。
ほなまた。