今月28日より全国のApple Store店頭において、SIMロックフリー版の「iPhone 5s」「iPhone 5c」の取り扱いがスタートしたとケータイ Watchが伝えています。
iPhone5s
iPhone5c
2013年9月に「docomo」「SoftBank」「au」からそれぞれ発売された「iPhone 5s」と「iPhone 5c」
それぞれのキャリアで購入したiPhoneにはSIMロックがかかっており他のキャリアでは使用することができませんが、その後の11月22日にSIMロックフリーのiPhoneをAppleのオンラインストアで販売を開始していました。
この度オンラインストアのみならず、全国のApple Storeの店頭での取扱いを開始したとのことです。
SIMロックフリー版のiPhoneは国内外どこのキャリアのSIMカードでも利用できます。(ただしキャリアの周波数とiPhoneの対応周波数が一致していることが条件です。)
オンラインストアではできなかった、スタッフと相談しながら購入できるといった利点があるため、一人ですべてを調べて購入手続きを行うしか入手する手段がなかったSIMロックフリー版のiPhoneの購入のハードルが下がることになるのではないでしょうか。よりSIMロックフリー版のiPhoneが身近になりますね。
しかし上記の場合でもSIMカード(回線契約)はユーザー自身がキャリアショップで契約して用意する必要があります。
Apple Storeで購入したSIMロックフリー版のiPhoneを店舗に持ってきた顧客が契約を求めることに対して、各キャリアは回線を提供する方針を示しているとのこと。
ただしそれぞれのキャリアが提供している割引は提供されないとのことなので注意が必要です。
販売価格はオンラインストアと同じであるとのこと。
Phone 5s
16GB・・7万1800円
32GB・・8万1800円
64GB・・9万1800円
iPhone 5c
16GB・・6万800円
32GB・・7万1800円
(iPhone5s/cともに2014.1.29現在)
Apple Storeの一覧はこちらからどうぞ。
今回。Apple Storeの店頭でも取扱いを開始したSIMロックフリー版のiPhone。そのメリットは大きく2つあると思います。
まずひとつは海外に行った際、現地のSIMを購入して使えること。国内キャリアで契約したSIMロックがかかったiPhoneでは現地の携帯電話会社の電波を使うといっても、あくまでも国際ローミングでのサービスですので、現地のSIMを使うことのほうが相対的に安価に利用できます。海外へ頻繁に出かけるといった方は一考かと思います。
もうひとつは国内でMVNOのSIMを利用することにより、データ通信だけにiPhoneを利用するといった用途を限定すれば手頃な月額使用料で使えます。現在、MVNOのサービスを行っている会社は複数あり、様々な料金プランのサービスを展開しています。
各キャリアがそれぞれが各種割引のもと販売しているiPhoneと比べて、SIMロックフリー版のiPhoneでは本体購入にかかる価格の負担が大きいですが、その使用用途や運用の仕方によってはお得に使える場合もありますので、それぞれで比較検討してみるのもいいのかもしれませんね。
たとえばこちら、OCNがMVNOとなってdocomoの回線を使ってサービスをおこなている、「OCN モバイル ONE」(NTTドコモのLTE・3Gを利用)
1日のデータ通信料が30MBまでなら月額980円で使えるSIMカードです。
他にも、・60MB/日 : 1,480円 ・1.0GB/月 : 1,260円 ・2.0GB/月 : 1,580円など
各々の利用方法にあわせた料金プランも用意されています。
Amazon.co.jpで詳細を見る