さきほどこのブログでもお伝えしたdocomoが始めるVoLTEサービス!
来月6月下旬のサービス開始とアナウンスされました(´▽`*)
発表内容はプレスリリースを抜粋して紹介したこちらの記事が詳しいです。
料金プランは?
docomoのプレスリリースによると、
・ご利用料金
Xiの全ての料金プラン(注)1 、パケット定額サービス、通話料割引サービス及び通話料金が適用されます。
ビデオコールは、音声通話料金に加えて、映像の送受信によるデータ通信分に対し、パケット通信料が課金されます。(注)2 ただし、2015年9月末までの間は、キャンペーンによりパケット通信料無料でビデオコールをご利用いただけます。
(注)1 音声通話が可能な料金プランをさします。
(注)2 パケット通信料は着信側もかかります。ビデオコールのご利用にあたっては、パケット定額サービスのご利用をお勧めいたします。
となっています。
VoLTEの特徴といえば、通話の音声をこれまでの回線交換方式ではなく音声もデータ通信と同じようにパケットで運ぶことです。
ですので、VoLTEで通話を行うということはデータ通信を行うことと同じこととなり、これまでの通話料金ではなくパケット料金に換算されるものだと思っていました。
今回docomoはVoLTE専用の料金プランといったものを別途用意することはなく、これまで通りのXiの料金プランであればVoLTEを利用できるようです。
とりあえずdocomoではVoLTEでの通話に関してもこれまでの通話料金と同じように扱うということでしょう。
いずれは通話もデータ通信も同じパケット料金に含まれるようになると思われるので、それまでの経過措置なのかもしれませんね。
docomoは既にこのVoLTEでの通話料金の扱いを見越したものと思われる定額通話サービス「カケホーダイ&パケあえる」の6月1日からの開始をアナウンスし、予約受付も5月15日より開始しています。
いずれはこの定額通話サービスに軸足を移していき、通話もデータ通信もある一定までは定額が主流となっていくのではないかと考えられます。
対応エリアは?
このVoLTEサービスは
Voice over LTE = VoLTE
という名のごとくLTEの電波を使ったサービスです。
docomoが行っているLTEサービスは、「Xi」(クロッシィ)です。
よってXiエリア内でVoLTEでの通話が可能になります。
プレスリリースでも、
・対応エリア
Xiエリア(2014年3月末時点の人口カバー率(注)3 97.5%)
Xiエリア外では従来の回線交換による音声通話がご利用可能です。
Xiエリアの詳細はホームページをご覧ください。
(注)3 サービス提供エリアの広がり具合を示す指標。市町村の役場が所在する地点における通信が可能か否かを基に算出しています。
と案内があります。VoLTE対応端末同士がXiエリア内に居る場合に限りVoLTEでの通話となるようです。
どちらかがVoLTE対応端末でない、もしくはどちらかがXiエリア外にいるときには、これまでと同じ回線交換方式での通話となります。
対応端末は?
今回のdocomoのVoLTEサービス開始のアナウンスを紹介した記事でも書きましたが、発表時点(2014.5.14)での対応端末は2014年夏モデルの6機種のみです。
今後、発売済みの既存の端末もVoLTEに対応するのかどうかについては現時点では一切アナウンスがありません。
docomoのiPhone5s/cが対応するとなってくれたらauやソフトバンクユーザーにとっても朗報になるかもしれないので、早くアナウンスがあることに期待します(*´Д`)
いずれにしても対応の可否については端末ごとにソフトウェアアップデートが必要になると思われるので、メーカーや機種によって対応は変わってくると思われます。
ご自身が使用している携帯電話端末が今後対応するのかどうかは、docomoや製造メーカーのアナウンスを注視していく必要がありますね。
VoLTE対応する2014年夏モデル6機種
ドコモ スマートフォン4機種
機種名 | 発売時期 | VoLTE対応時期 |
GALAXY S5 SC-04F | 5月15日(木曜) | 6月下旬~7月[予定] |
XperiaTM Z2 SO-03F | 5月21日(水曜) | 6月下旬~7月[予定] |
AQUOS ZETA SH-04F | 5月23日(金曜)[予定] | 6月下旬~7月[予定] |
ARROWS NX F-05F | 5月下旬 | 6月下旬~7月[予定]6月下旬~7月[予定] |
ドコモ タブレット2機種
機種名 | 発売時期 | VoLTE対応時期 |
AQUOS PAD SH-06F | 6月中旬 | 7月以降[予定] |
XperiaTM Z2 Tablet SO-05F | 6月下旬 | 7月以降[予定] |
※2014年5月14日現在対応機種
※2014夏モデルは、2014年6月下旬以降、順次提供予定のソフトウェアアップデートにより対応。
VoLTEの特徴
docomoのプレスリリースでは「VoLTE」による通話サービスの内容や特徴も発表しています。
1. サービス内容
(1)音声通話(注)4
(2)ビデオコール(注)42. サービスの特長
(1)高品質な通話(注)5
従来のドコモの通話に比べ、音声周波数帯域が50Hz~7kHzと広いため、高音域をよりクリアに表現することができ、高音質な通話が可能となります。また、LTEネットワーク上でも音声パケットの優先制御(QoS制御(注)6 )を行うことにより、接続品質を確保し、安定した通話をご利用いただけます。(2)すぐにつながる通話(注)4
従来のXiの通話(注)7 と比較した場合、3Gネットワークへ切替える必要がないため、より短時間での発着信が可能となります。(3)高速マルチアクセス(注)4
VoLTEによる音声通話と同時にインターネットなどのデータ通信を行う際、受信時最大150Mbps(注)8 のLTEによる通信速度で快適にご利用いただけます。(4)ビデオコール(注)5
FOMA®のテレビ電話と比較した場合、より高精細(QVGA相当)で滑らかな映像(注)9 によるビデオコールをクリアな音質でご利用いただけます。(5)通話中のエリアメール受信(注)4
通話中でもエリアメールを受信することが可能となり、災害時にも安心です。サービスロゴ
ご利用イメージ
(注)4 Xiエリアにおける国内通話でご利用いただけます。
(注)5 Xiエリア内におけるドコモのVoLTE対応端末同士でご利用が可能です。通話中に一方が3Gエリアに移動した場合、音声通話は自動的に回線交換による通話へ切り替わり、再度Xiエリアに移動してもVoLTEには切り替わりません。ビデオコールは音声・映像ともに切断されます。
(注)6 ネットワーク上で、データの種類に応じた優先順位に従ってデータを配信し、一定の通信速度を保証する技術。Quality of Serviceの略。
(注)7 ドコモの回線交換による通話
(注)8 東名阪の一部エリアにてご利用になれます。対応エリア、対応機種の詳細は、ドコモのホームページでご確認ください。
通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート方式による提供となり、実際の通信速度は、通信環境やネットワークの混雑状況に応じて変化します。
(注)9 ベストエフォート方式による提供となり、ネットワークの混雑状況などによっては映像が乱れることや接続しづらくなる場合があります。
これから本格化するVoLTE
今回docomoがアナウンスしたVoLTEサービス開始の話。
他の携帯キャリアでのサービス開始はまだですし、対応端末が少ない点やこれまで通りの通話料金の体系の併用など、VoLTEをフルに活用できる体制は出来上がっていません。
今後auやソフトバンクといった他のキャリアがVoLTEのサービスを開始し、それに見合った定額通話サービスのプランが出揃ってきてからが本当のVoLTE時代の始まりだと思います。
どんな料金プランでどのような魅力的なサービスを展開してくるのか、2014年今年は日本の携帯事情が大きく変わっていく節目の年になるのではないかと大いに期待しており楽しみにしています。
今回は以上です。
ほなまた。
via 報道発表資料:docomo