ソフトバンクがこの4月21日からサービス開始を予定していた「スマ放題」提供開始の延期を発表しました。
この「スマ放題」、このブログでも何度か取り上げてきましたが、一定の条件のもとで通話料金が定額になるサービスの予定でした。
これまで発表していた「スマ放題」の料金プランの内容はこちら。
パック名 | 月額料金 | 通話制限 | パケット通信 |
Sパック | 5,980円 | 国内音声通話5分以内/50回 | 国内パケット通信2GBまで |
Mパック | 6,980円 | 国内音声通話10分/1,000回 | 国内パケット通信7GBまで |
Lパック | 9,980円 | 国内音声通話10分/1,000回 | 国内パケット通信15GBまで |
※超過分は別途利用料金が発生します。
7月31日までスマ放題スタートキャンペーン中。
キャンペーンに加入するとMパック、Lパックの月額利用料が6カ月間1,000円引き。
専用基本使用料は2年契約で980円、通常契約は1,960円。
対象機種・iPhoneを含んだSoftBank 4GおよびSoftBank 4G LTE対応スマートフォン。
今回のプレスリリースでは、
「スマ放題」提供開始時期の変更について
ソフトバンクモバイル株式会社は、2014年4月21日より提供開始を予定していた「スマ放題」について、競争環境の変化に鑑み、提供開始時期を変更させていただきます。
詳細は、決まり次第お知らせします。
と、たったの数行のみの発表ですが「競争環境の変化」という文言。
これは明らかに先日ドコモが発表した定額通話サービス、「カケホーダイ&パケあえる」に対抗しようとの思惑が見て取れるます。
ドコモの「カケホーダイ&パケあえる」の詳細な料金プランについてはこちら。
VoLTE時代の幕開けと言われている今年。
携帯キャリア各社でVoLTEサービス開始と定額通話サービスの導入に向けて、既に熾烈な争いが始まっている模様です。
今回の音声定額サービスについては今年1月にソフトバンクが導入を宣言し口火を切った格好です。
その後ドコモが発表を行ったと思えば、ソフトバンクはすぐに自社の定額サービスの制限を緩めてプラン内容の変更を行いました。
そして今回のサービス開始の延長。もっと大胆にプラン内容を変更してくるのかもしれません。
そして未だ具体的な発表を行っていないau。
auも今年中のVoLTEサービス開始を宣言していますので、早晩新しい音声定額サービスのプランを発表してくるかと思います。
他社の出した手を見ながら柔軟に自社のサービス内容を見直してくる熾烈な戦いです。
ユーザーにとってみればよりリーズナブルになり良いことでもある一方で、幾度も変更されるとその都度振り回されてしまうことにもなります。
悩ましい問題ですね(;´Д`)
もしかすると今後もぎりぎりまで詳細なプランが確定しないままという流れになるのかもしれません。
今回の各社の動きを見ているとiPhone5の発売時の騒動を思い出します。
ソフトバンクとauで発売されたiPhone5。
その時は予約受付当日の予約開始時間である16時を過ぎるまでソフトバンクとauが詳細な料金プランを発表しないという異例の事態が発生しました。
相手の出方をみてより有利に自社プランを発表しようとずるずる引き延ばされた結果です。
その時はiPhone5を予約をしようにも双方ともに料金プランがわからないという前代未聞の状況になってしまいました。
その後も片方がテザリングを始めるといえば、一方はすぐに当初の予定よりも早くテザリングを開始すると発表したり。
ほんとうに熾烈な競争でした。
今回のソフトバンクの「スマ放題」サービス開始の延期。
もしかするとauが定額サービスの内容を発表するまで、その内容は確定しないとみてもいいのかもしれません。
しばらくは様子見といった状況ですね・・・( ゚Д゚)
今後、各社の定額通話サービスがどういった流れになるのか注目していきます。
今回は以上です。
ほなまた。